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PEOPLE2008年入社 営業

伊地知太志(32歳) 営業部課長

伊地知太志(35歳) 営業部執行役員部長宮崎県出身 / 福岡大学 法学部 経営法学科卒業 / 2008年新卒入社

学生時代は陸上、バスケットボールなどに打ち込み、将来はプロスポーツ選手になることを夢みていた。父親が建築士で、実家は父親が設計した家。モデルルームによく連れていってもらったことから、「家」に携わる仕事に就きたいと思うようになる。将来は独立を考えていたが、東京日商エステムの商材に誇りを感じ、グループ会社の社長を任せられるような人材になりたいと思うように。

My senior watched over me
惜しみなく情熱を注いで育てていただいた分、
今度は、私が後輩を育てることで恩返しをしたいと思います。

いつでも“サブ”だった私が、リーダーを務める人に成長できました。

「人との出会い、人との繋がりを大切にしろ」――― 私が大切にしているのは、両親に言われ続けていた、この言葉です。幼い頃から様々な人と接することが好きで、友達をつくるのも得意でした。大学では寮の仲間と2人でサッカーのサークルを創設。仲間を集めて対外試合ができるまでに大きくして、卒業する頃には80名規模になりました。

しかし、主将として人を引っ張っていく力や矢面に立てる強さは友人の方が長けていて、私は副主将。時に突っ走ってしまう主将をサポートする役割は、私の性分にあっていたのですが、一方で彼のように人に影響力を与え、まとめる存在に憧れる気持ちも芽生えていました。そんな私が大きく変わったのは、この会社に入ってから。東京日商エステムは、ビジョンを持ち、夢に向かって頑張る人には誰にでもチャンスを与えてくれる会社です。人の前に立つことが苦手だった私でも、リーダーになれるよう導いてくれました。管理職となった今、改めて、ここまで育ててくれた上司や、成長できるフィールドに感謝しています。

人と人との繋がりを大切にするビジネスモデルと、会社の姿勢に共感。

父の仕事柄、小さな頃から「家」に親しんできたこともあり、就職活動は不動産業界に絞っていました。ハウスメーカーや売買仲介、戸建を扱う企業からマンションに特化しているところまで、幅広く受けていた中で、「投資用不動産の売買営業職」に興味を持ったのは、お客様のライフプランにまで深く入りこむスタイルに魅力を感じたからです。

購入した物件にお客様が直接住むのではなく、賃貸収入を得ることが目的のため、購入いただいてからも長いお付き合いが続きます。だからこそ、その場しのぎの提案は通じない。長年にわたって物件の活用法を一緒に考えていき、お客様の人生を共に描く伴走者のような存在でなければ務まりません。それこそ、私が求めていた営業の姿でした。

投資用不動産の事業を行う会社は多くありますが、東京日商エステムは、会社説明会の段階から他社と一線を画していました。社長が前に立ち、キラキラと目を輝かせて経営理念や今後のビジョンを語る。いいことばかり並べている会社が多い中、「新入社員には熱く指導する。それを厳しいと捉える人もいるかもしれない。でも、私たちも家族の一員として迎える覚悟を持ってプロに育ててみせる」とハッキリおっしゃる言葉に心を打たれました。裏表がなく、まっすぐ私たちと向き合おうとする姿勢が、人と人との繋がりを大切にしたいという私の心に響き、ここに入社したいと強く志望しました。

初契約第一号のプライドと挫折から、大切なことを学びました。

入社後は福岡の配属となり、同期約60人の中で1番に初受注をいただくことができました。受注内容は、東京に住むお客様が、福岡の物件を購入したというもの。東京の社員からも福岡の社員からも初受注を盛大に祝っていただきました。ところが、なんと、翌月にそのお客様から解約したいとの連絡が。福岡は、そのお客様にとって縁のない土地だったため、ご家族から反対されたそうなのです。

あんなに祝っていただき、初受注第一号を獲得したプライドもあって、気持ちはどん底に落ち込みました。そうこうしている間に、周りの同期はどんどん契約を取っていきますが、私は頑張る気持ちが空回りして結果に繋がりません。負けず嫌いな私は、仲間へ素直に「おめでとう」と言えずにいました。

アポイントも取れなく、気づけば入社6か月。受注をしていないのは、私を含め2人だけになっていました。もう後がありません。プライドを捨てて、自分ができないことを認めよう!そう決心し、先輩のサポートをいただきながらガムシャラに取り組んでいると、不思議なもので仕事が前向きに動き出し、契約をいただくことができました。嬉しいという気持ち以上に、同期の仲間たちからの「おめでとう」という言葉が染みてきて、自分のことしか考えていなかった器の小ささに恥ずかしくなり、涙を流してしまいました。

今だから分かるのですが、入社当時は自分自身に根拠のない自信があったのだと思います。「自分はできる!」と意固地になって、先輩や上司の親身なアドバイスに耳を傾けているつもりでしたが、実際には耳を傾けていなかったのですね。挫折の中で自分を見つめ直し、大切なことに気づくことができました。苦い経験でしたが、もしも最初の契約がトントンと進んでいたら、今の私はいなかったかもしれません。

「家族のように社員を想う」という言葉に共感しました。

それから半年後、2年目の4月に主任に昇格となり、4年目で係長へ。正直、それぞれのポジションに見合った力をつけているとは思えませんでしたが、役割を与えることで成長すると会社が判断してくださったのでしょう。ガムシャラにスキルを身に付け、グループでNo.1の成績をおさめた後、入社5年目で課長代理へと抜擢されました。

課長代理となると、部下5人のマネジメントもミッションに加わります。5人全員の売上が、私1人の売上に届かない時もありました。手取り足取りイチから教える時間や手間を惜しみ、自分が一心不乱に営業すればチームの目標数字を達成できる。そんなことも考えましたが、それでは組織や部下が育ちません。これまでの経験を全て注ぎ込み、時には叱咤激励しながら、1日も早く成長するよう無我夢中で指導していました。

そんな日々の中、マネジメントの面白さを知ったのは、一緒に動いていた新人の初受注が決まった時でした。「ありがとうございます」と涙を流しながら喜ぶ姿を見た時、これまでに味わったことがない感覚で、自分のために頑張る以上の幸せを感じました。私の成長を祝ってくれた上司も、きっとこんな気持ちだったんですね。この経験が自分のためにもなり、私自身の成長にもつながっていると感じています。

部下が、契約を通してこの仕事の面白さや達成感を味わい、実績を積むごとに自信をつけ昇格していくプロセスを見られることは、管理職の醍醐味でもあります。一方で、その成長スピードや給与は、自分の育成の仕方にかかっているとも言えます。部下の未来を預かっているといっても大げさではありません。だからこそ、一人ひとりのためを想い、私にできる全てを伝えたいと思う。その気持ちは、入社の決め手となった、社長の「社員を家族のように想う」という言葉に通じるものがあるのではないか。今では、そんな風に思うようになってきました。

仕事で大切にしていること

大切な人(お客様)の大切な人(家族や恋人)の大切なものまで大切にすること。この仕事は、どれだけ相手のことを真剣に思えるかが大切。お客様の家族、子ども、親のことまで話していただき、ライフパートナーとして仕事を任せてもらえる人になれるよう精進し、部下にもそんな人になれるようにと指導しています。

(2020年4月更新)

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